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船の体育館

皆さんこんにちは。
今回は、「旧香川県立体育館」、通称「船の体育館」に関するお話しです。

世界初の構造


 「旧香川県立体育館」は、東京オリンピックが開催された1964年に竣工しました。
オリンピック会場の代々木国立競技場と同時期に、世界的建築家 ・丹下健三氏が設計を手掛けています。
当時、世界初の「つり屋根構造」で造られたこの建築は、戦後モダニズムの代表作として国内外で高く評価されてきました。耐震性の問題で2014年に閉館して10年余りになりますが、地元民や建築関係者にとって象徴的な存在です。

 香川県には他にも、「香川県庁舎東館(国の重要文化財に指定)」と「警察本部庁舎」が丹下健三氏によって設計されています。

今後の行方と課題

県の方針は、老朽化と耐震性を理由に解体を決定しています。一方、「旧香川県立体育館再生委員会」が中心となり、保存・再生を求める署名活動も行われています。

世界的にも評価されている建造物の文化価値を生かして、地域に存続してほしいという声がある一方で、安全性の面から解体した方がいいという考えもあります。
残すべきか、取り除くべきか。時代の流れ中で、この判断は非常に難しい問題です。

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