
香川県高松市屋島の麓に広がる野外博物館の四国村ミウゼアム。
四国各地の伝統的な古民家や歴史的建造物を移築・復元しています。
約5万㎡の広大な敷地には、国の指定文化財を含む建造物が並び、江戸時代から大正時代の暮らしを体感できます。
ヒストリー
株式会社カトーレックの創業者の加藤達雄さんがうどん店「わら家」を開業した時に古民家の美しさに魅了されたことがきっかけで民家の収集が始まったそうです。
滅びゆく貴重な建築物を保存したいという思いから始まった四国村。
昭和50年の開村には16棟の建物でしたが、現在では33棟の建物が並んでおり、いずれも実際に人が住み使ってきたものを展示しています。
敷地内のスポット
敷地内のには44のスポットがあり、1の番号から順に回って行くとすべてのスポットを回れるようになっています。
いくつか紹介したいと思います。
スタートは徳島県の祖谷地方伝統のかずら橋から。
シラクチカズラというつる植物で作られており、強度が強く、腐りにくい特性を持っているそうです。
実際に渡って行くと、足元の木と木のスペースが結構大きく空いている箇所もありました。
蔦のごつごつした感触を手に感じながら、足がはまったらどうしようと。ドキドキ感も味わえます。

続いては小豆島の小部地区の歌舞伎舞台。
江戸時代、お祭りの際に村人が演者となって歌舞伎芝居をするための舞台だったそうで、現在は季節のイベントなどで活用されているようです。
訪れた際には石垣の観客席に大きなこいのぼりが飾られていました。


たくさんの古民家
敷地内には四国各地から移築された古民家が多くありました。
似ているようで、それぞれの地域の伝統や特性に合わせた工夫がしてあり、展示の説明を見ながら見比べるのも楽しいです。
建物内も見られるようになっており、いろりかまどや土間、食材を備蓄する床下収納など当時の生活を感じられます。


まとめ
子供連れのファミリーはもちろん、大人も楽しめるスポットです。
すべてのスポットをまわろう思うと、所要時間は1時間半~2時間くらい。
入館の際にはJAFカードやイオンカードを提示すると割引が利きます。
広大な敷地内は自然に溢れ、歴史に触れつつ、四季を感じながらのお散歩気分も味わえます。
屋島付近を訪れた際には、是非訪れてみて下さい。