ドローン

かがわスタートアップフェスタ2026に出展!モバイルドローンポートを展示しました

2026年9月6日(日)「かがわスタートアップフェスタ2026」に出展しました!

今回、私たちが展示したのは、現在開発・実証を進めている「モバイルドローンポート」です。

会場ではモバイルドローンポートの実車を展示しました。あわせて、55インチモニターで実際の運用映像を上映。実車と映像を通して、その仕組みや活用イメージをご紹介しました。

必要な場所へ移動できる「モバイルドローンポート」

モバイルドローンポートは、車両にDJI Dock 3を搭載しています。

ドローンを運用するための拠点そのものを、必要な場所へ移動させるという取り組みです。

固定された場所からドローンを飛ばすのではなく、

「ドローンポートを必要な現場へ持っていく」

という発想で開発を進めています。

インフラ設備の点検や災害時の状況確認では、一般的にパイロットや技術者が現地へ移動する必要があります。

また、夏場の酷暑など、現場で働く人への負担も課題のひとつです。

モバイルドローンポートと遠隔運用を組み合わせることで、こうした人員の現地移動や作業負担を減らすことを目指しています。

さらに、離れた場所からリアルタイムで現場を確認できる仕組みを目指しています。

私たちが目指しているのは、単にドローンを飛ばすことではありません。

「ドローンを飛ばす」から、「ドローンで現場の課題を解決する」へ。

これが、モバイルドローンポートに取り組む理由です。

実際の運用を55インチモニターでご紹介

今回のイベントでは、会場内でドローンを飛行させることができません。そのため、ブースに55インチモニターを設置しました。

モニターでは、約4分30秒のモバイルドローンポートPR動画をループ上映しました。

実際にドローンが飛行する様子や運用シーンをご覧いただきました。

実車だけでは伝わりにくい「実際にどう動くのか」を、映像で補いました。

モバイルドローンポートの活用イメージを、より具体的に感じていただける展示としました。

また、展示机にはオリジナルうちわも用意しました。

実際にモバイルドローンポートを見ていただいて

会場でモバイルドローンポートをご紹介する中で、特に多かったのが、「実際にどのような場面で活用するのか」というユースケースについてのご質問でした。

ドローンを長距離飛ばすのではなく、ポートを移動させる

例えば、現在地から5km先の場所でドローンを飛行させたい場合を考えてみます。

現在地から目的地までドローンを飛ばすことも可能です。

しかし、5kmの移動区間を含めた飛行では、条件によって必要な申請や調整が増える場合があります。そのため、準備に時間がかかることもあります。

そこで、ドローンを5km飛ばすのではなく、モバイルドローンポートを目的地付近まで移動させるという考え方です。

そこからドローンを飛行させることで、不要な飛行区間を減らすことができます。

これにより、申請や調整の負担を抑え、運用開始までの期間短縮につながる可能性があります。

パイロットや技術者が現地へ移動しない運用へ

もう一つご紹介したのが、現地調査における人員配置です。

一般的なドローンの現地運用では、パイロットが現地へ移動して機体を操作します。

また、調査を行う場合には、必要な知識や経験を持った技術者が現地へ向かい、調査内容を判断する必要があります。

モバイルドローンポートと遠隔運用を組み合わせれば、この人員配置を変えられる可能性があります。

モバイルドローンポートを現地に配置し、パイロットは離れた場所からドローンを遠隔運用します。

また、調査能力を持つ技術者も、送られてくる情報をリアルタイムで確認します。

これにより、パイロットや技術者の移動時間を減らし、その時間を別の業務に充てることができます。

さらに将来的には、1人の技術者が複数のドローンポートから送られてくる情報を確認するといった運用も視野に入れています。

ユースケースを通して見えてくる可能性

今回、具体的なユースケースをご説明することで、モバイルドローンポートが単に「ドローンポートを車に載せたもの」ではないことをお伝えできました。

人の移動や時間、専門人材の配置といった現場の課題を解決するための仕組み。

こうした可能性について、来場者の方々と直接意見を交わせたことも、今回の出展で得られた貴重な経験となりました。

モバイルドローンポートの実用化に向けて

今回の展示でいただいたご意見や反応も参考にしながら、今後もモバイルドローンポートの検証・改良を進めていきます。

目指すのは、インフラ設備の点検や巡視、災害発生時の状況確認など、さまざまな現場で活用できる仕組みです。

そのためには、通信環境や電源、遠隔運用、安全性など、一つひとつ検証を重ねる必要があります。
そして、「実際の現場で使える仕組み」へとつなげていくことが重要だと考えています。

新しい技術を使うこと自体を目的にするのではなく、

「現場の課題を解決するために、新しい技術を活用する。」

これからも、現場で培ってきた経験と新しい技術を組み合わせながら、ドローンの新たな活用方法に取り組んでいきます。