和建エルネットでは、スタッフの空撮技術向上を目的として、徳島県那賀町にある 「ドローン広場」 にて、2泊3日の空撮訓練を実施しました。日常業務では確保が難しい“広大な空域”を活用し、多機種による実践的な飛行・ミッション訓練を行いました。





1日目:移動〜ドローン広場での自由飛行
初日の午前中は移動。
宿泊地は自然豊かな「もみじ川温泉」で、落ち着いた環境の中でトレーニングに臨むことができました。

午後から訓練場所である ドローン広場 に入り、さまざまな機体を自由に飛行させる時間を設けました。

■ 使用機体
- Matrice 350 RTK
- Matrice 4T
- Mavic 4 Pro
- Mini 4 Pro / Mini 2
- Mavic 2 Enterprise Advanced
- Mavic Air 2
- Phantom 4 Pro+ V2.0
普段の業務での飛行ではなかなか体験できない広い空域を存分に使った飛行ができたことで、スタッフは距離感や高度感覚をつかむ良い練習となりました。
2日目:ミッション飛行の学習と実践
2日目の午前中は、ミッション飛行に関する基礎知識の学習を実施しました。
自動航行ルートの作り方、安全な高度設定、目的に応じたコース設計など、実務に直結する内容です。
午後からは、学んだ内容を実際にフィールドで運用します。
■ 樹木の影響を受けたリアルな飛行環境
今回の現場では、風の影響は比較的少なかったものの、
“樹木による高度調整の難しさや電波状況の変化”
が特に大きなポイントとなりました。
ドローン広場は広大ではありますが、周囲には高低差のある樹木が点在しており、想定通りに進まない場面も多く発生しました。



これらの状況は、通常業務の中では体験しづらい“イレギュラー状況”であり、スタッフの判断力や対応力を高める貴重な経験となりました。
スタッフからは、
「普段の飛行では経験できないことが多く、経験値が一気に上がった」
という声がありました。
3日目:空撮スキルを磨く集中飛行〜帰路へ
最終日の午前中は、空撮練習にしっかりと時間を使いました。
俯瞰撮影、滑らかなカメラワーク、高度差の大きい構図づくりなど、実務でも必要なポイントを重点的に訓練。
広大なドローン広場だからこそできる「大胆な飛行」と「丁寧な撮影」を両立できる内容となりました。





午後は徳島県を出発し、帰路につきました。
今回の訓練で得られた主な成果
- 広域環境での飛行経験の蓄積
- 多機種の特性理解と運用スキル向上
- ミッション飛行の理解強化と実践スキルの定着
- 樹木による高度調整・電波状況変化への対応力向上
- イレギュラーな状況下での判断力強化
- 現場力全体の底上げ
特に今回のような「広大+樹木の影響が多い」環境は、現場のリアルに近く、非常に実りある訓練となりました。

まとめ
徳島県那賀町のドローン広場で実施した2泊3日の空撮訓練は、スタッフ全員にとって充実した時間となりました。
普段では経験できない状況の中での飛行は、技術向上だけでなく、現場対応力を高めるうえでも大きな効果を持っています。
今後も和建エルネットでは、安全で質の高い空撮を提供できるよう、継続した訓練とスキルアップに取り組んでまいります。



